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「La montaña sagrada / ホーリー・マウンテン」

監督:Alejandro Jodorowsky / アレハンドロ・ホドロフスキー



 皮を剥がされた羊たち。ヒキガエルとカメレオンのサーカス。無数のキリスト像。巨大なラブ・マシーン--今もなお色あせることのない驚異的な映像体験。奇抜であり美しいその世界に陶酔する。
 極端にセリフを排除し、映像のみで表現する前半部分。宗教に対する信仰心とも冒涜とも取れる衝撃的な演出。ホドロフスキーでしか成し得ない映画表現の概念を超えるエキセントリックなその世界は観る者を驚愕させる。そして、待ち構えるあまりに唐突なラストシーンに誰もが唖然とすることだろう。一切の説明を排し、幾多もの解釈が出来る本作は、目で観る映画としてだけでなく、感じる映画として、時代を超え人々を未知なる境地に連れて行ってくれる。
 とあるどこかの砂漠--磔にされているキリストに似た盗賊(ホラシオ・サリナス)が、裸の子供たちに石を投げつけられている。自らの力で十字架から降り立った盗賊は、居合わせた小人の男と共に町へ向かう。喧騒の中にある町で、盗賊はキリスト像を売る太った男たちに捕えられ、鏡の部屋に閉じ込められてしまう。なんとかそこから脱出した彼は、高くそびえる塔を登り、最上階で練金術師の男(アレハンドロ・ホドロフスキー)と出会う。男の持つ錬金術の力を目の当たりにした盗賊は、その技を手に入れるため、世界で最も権力を持つ実業家や政治家などの8人の男女と共に、錬金術師に導かれ“聖なる山"を目指す。錬金術師によると、“聖なる山"には9人の不死の賢者たちが住み、そこから現世を支配しているという。“聖なる山"を襲い、賢者たちから不死の術を奪うため、道中彼らは厳しい儀式を積んでいく。それは、己の欲望や過去を捨て去り、自我を解放するための過酷な精神修行だった。幾多の試練を経て、ついに“聖なる山"のあるロータス島に行き着くのだが・・・。果たして彼らは、“聖なる山"の山頂に辿り着き、不死を手に入れることが出来るのだろうか。(1973


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